店頭で目を引く水色とピンクのボトル『大山ミズナラカスク』と『大山サクラカスク』。2,000円前後で手軽に試せる和樽ウイスキーですが、実際の味や評判はどうなのか気になりますよね。
この記事では、大山サクラカスク・ミズナラカスクの基本情報から、実際にストレート・ハイボールで飲み比べた正直な本音レビューまで詳しく解説します。
結論から言うと、2つの味わいは驚くほど対極的で、はっきりと好みが分かれる結果となりました。『どちらを買うべきか迷っている』という方は、ぜひ購入前の参考にしてみてください。
大山サクラ/ミズナラカスクの基本情報
| 名称 | 大山サクラカスク | 大山ミズナラカスク |
|---|---|---|
| 酒類 | ウイスキー | |
| 販売開始年 | 2024年7月 | |
| アルコール度数 | 40% | |
| カロリー | 67.2kcal | |
| 価格ランク | デイリー(普段使い): コンビニやスーパーで気軽に買える安価なお酒 | |
大山サクラカスク、大山ミズナラカスクは、松井酒造が手掛ける「大山シリーズ」のウイスキーで、秀峰大山の深層天然水で丁寧に仕上げた逸品です。サクラカスク、ミズナラカスクの他にも赤ワインカスク、シェリーカスクなどもあります。
大山サクラカスクは、サクラ樽で熟成された原酒を使用しており、爽やかでフルーティーな味わいが特徴で、サクラ散る春の甘い香りを楽しめます。
大山ミズナラカスクは、ミズナラ材の樽で熟成された原酒を使用しており、伽羅や白檀を彷彿とさせるオリエンタルな香り、そしてスパイシーさの中に微かに感じるフルーティーな甘みが特徴です。
実際に飲んだ感想(本音レビュー)

鳥取・松井酒造の「大山(だいせん)」シリーズから、澄んだ水色とピンクのパッケージが目を引く「ミズナラカスク」と「サクラカスク」の2本を飲み比べてみました。2,000円前後で手に入る和樽ウイスキーですが、その味わいは驚くほど対極的でした。
強烈な癖で人を選ぶ「ミズナラカスク」
まずグラスを近づけると、バーボンやスコッチとは全く異なる「スパイス感を伴った穏やかなお香」のような香りに驚かされます。高級なミズナラ樽特有の濃厚な白檀・伽羅感と比べると控えめではありますが、他にはない個性を感じて期待が高まりました。
しかし、一口含んでさらにびっくり。「美味しいか?」と聞かれるとユニークすぎてリアクションに困るほど、今まで飲んだどのウイスキーとも違う別物の味わいです。
個人的には独特すぎる強烈な「木の風味」が前に出すぎており、少し拒否反応が出てしまいました。「一口で違いがわかるユニークさ」という意味では「知多」に近い立ち位置ですが、この方向性はかなり好みが分かれます。ミズナラは主役として前面に出すより、サポート役に回した方が活きる樽なのかもしれません。
ストレートでは厳しかったためグラスを移してハイボールにしてみると、あの特徴的な癖が和らぎ、舌触りに甘さと微かな酸味のあるさっぱりとした味わいに変化しました。炭酸で割ることで「飲みやすく」はなりますが、正直リピートはありません。
フレッシュで軽やかな「サクラカスク」
続いてサクラカスク。香りは少々ツンとする若いアルコール臭があるものの、全体的に爽やかで控えめな印象です。
味わいは非常にフレッシュで、名前のイメージ通り春を連想させる軽やかなアロマ感が広がります。普段スコッチのピート感やバーボンの強い甘みを好む方には少し物足りないかもしれませんが、軽くて飲みやすく、ストレートでも十分に美味しい仕上がりです。
軽快なフレーバーを活かすならハイボールがベストで、こちらはすんなり完飲できました。どちらか一方を試すのであれば、圧倒的にサクラカスクをおすすめします。
